【参考】定員25名のライブハウスに行ってみた話【コロナ対策】

コロナの流行で厳しい状況に立たされながらも、コロナ対策を徹底することで、ライブハウスは定員を縮小して営業を再開し始めています。コロナ対策のために来場者に求められる手続きについてまとめましたので、良かったら参考にしてください。

もくじ

1.はじめに
2.入場待機
消毒/検温/アプリ登録等
3.ライブ開始
着席/フェイスシールド/楽しみ方等
4.まとめ

□1.はじめに

コロナ禍において、外出自粛が求められており、筆者も一番好きなバンドのライブだけ、といったかたちでかなり制限をしてライブに参加しています。地域によって、ライブハウスによってコロナ対策の中身は異なると思いますので、あくまで一例として、この記事を参考にしてください。通常時のスタンディングでのキャパが300人の小さなライブハウスでのライブに参加したときの情報をこの記事でまとめます。コロナ対策で距離をとって着席にすると、定員が25人となっていたので、このようなタイトルにしています。コロナのことを考えると、外出しないことが一番だとは思いますが、経営の苦しいなか、必死でガイドラインを守ってコロナ対策をしているライブハウスを思うと、その対策を信じてみるのも一つの選択かなと思います。どうしてもライブに行きたいという方に参考にしていただきたいです。

□2.入場待機

待ち時間の短縮

できるだけ人が集まる時間を短くするという意味で、通常時であれば30分前から列をつくる印象がありますが、コロナ対策で10分前くらいに設定してあることが多いかと思います。大きなライブハウスだと、着席にしてもある程度の人数になると思うので、そう少し時間がとってあるかもしれません。「〇分前にお越しください」といった注意書き、チケット購入時などにあると思いますので、来場前に確認してください。

入場待機列

地面に足のマークが貼られていて、前後で距離をあけるように指示があることが多いと思います。マークがなくても、個人で意識しましょう。あとマスクは必ずしていきましょう。

コロナ追跡アプリ等の登録

事前に登録しておくよう指示がある場合と、当日に入場待機列の近くにQRコードが設置されていてそこから読み取って登録する場合があります。それぞれの自治体独自のアプリがあったりするので各ライブハウスで求められているアプリがどれなのかをしっかりと確認しましょう。初回の登録だけというかたちではなく、毎回日ごとに登録がいる類のものもあるので、注意が必要です。アプリの登録を求められなくても、問診票の記入等はあるかもしれません。問診票では、朝の体温を記入する欄がある場合もあるので、家を出る前の検温は一応しておきましょう。

アルコール消毒

入場待機列に並んで、入場する際に入口付近で手指のアルコール消毒をするパターンと、アルコール消毒をしてから、入場待機列に並ぶパターンがあります。どこにアルコール消毒が設置されているか見ておくといいと思います。小さなライブハウスだと、手でプッシュする場合が多いと思いますが、大きなホール等だと、足でペダルを踏んでアルコール消毒液が噴射するような装置になっているかもしれません。また、コロナ対策を徹底するのであれば、個人で携帯用のアルコールスプレーを持参し、こまめに消毒すると良いと思います。

検温

入場待機中に順番に検温がある場合と、入場時に入り口前で検温がある場合があります。おでこで計測する体温計であれば、髪をあげておでこを出しましょう。最近は手首をかざすと計測できるというタイプの体温計もよく目にしますので、指示をよく聞きましょう。どちらのタイプかを見誤ると恥をかきます。(笑)直前に走ったりすると体温が一時的に上昇し、入場できなくなる可能性がありますので、時間には余裕をもって、直前は涼んでおくのがおすすめです。

チケットの確認

コロナ対策で、紙チケットではなく、電子チケットを採用しているライブハウスが多いかと思います。目視での確認になりますので、すぐに表示できるよう準備しておきましょう。

□3.ライブ開始

パーソナルスペースの確保

コロナ対策で、着席でのライブ鑑賞が今の主流になっているかと思います。スタンディングであれば、各個人ごとに枠のテープが床に貼られていて、その範囲内で楽しむというかたちになっていると思います。特に着席であれば、荷物を椅子の下に置いたりできるので、預ける必要がないのはメリットかなと思います。あと、人と人が密着するあのライブ空間がもちろん恋しくはありますが、快適といえば快適です。視界が保たれるので、通常のライブでは見えるはずのなかった、アーティストの足元まで見えたりします。もう一つのメリットとしては、一人参加がしやすいような気がします。なんというか、全員がパーソナルスペースに押し込まれて、一人なので。(笑)

フェイスシールドの着用

ライブハウスによっては、フェイスシールドの着用をお願いされることがあります。筆者の通っていたライブハウスでは、第一波が落ち着いた頃には着用なしでしたが、第二波の兆しが見えた頃に導入されました。入場時に配布され、開演時に着用するという流れでした。頭にかぶるだけなので、簡単に着用できますが、シールド部分にフィルムが貼られているものは、それをはがす必要があるので、フィルムがついているかどうかを触って確認していただくと良いと思います。恥ずかしさもあるので、チラチラと周りを見ながら、みんながつけ始めたらつけるというかんじでした。(笑)視界としては、透明の下敷きを一枚挟むような視界になり、クリアさは欠けてしまいます。ただ、ライブが始まって照明がつくと、だいぶ見やすくなり、慣れも加わって気にならなくなります。演出によって照明が直射されると、反射して逆に見えにくくなるタイミングがありますので、演出関係の方がもしこの記事を見ていたら、そのあたりは注意していただけると良いかもしれません。

透明ビニールシートの設置

ライブハウスによっては、ステージと客席の間に透明ビニールシートが設置されていることがあります。フェイスシールドか透明ビニールシートかの二択のような気がします。筆者は透明ビニールシートをステージに設置しているライブハウスに行ったことがなく、テレビでたまたま見ただけですが、この場合も視界のクリアさは厳しそうだなと思います。コロナ対策中のライブハウスには、見ることよりも生音を求めて行く人向きかもしれません。また、ステージ以外にも、受付カウンターやドリンクカウンターには透明ビニールシートが設置してあるところが多いと思います。ここは観客として特に困らないので大丈夫ですね。

ライブの楽しみ方

飛沫の防止で発声を禁止している場合も多いと思いますので、基本的には手しか動かせないと思ってください。その場で頭を振るのもありですね。何か示すならジェスチャーしかありません。あと手拍子ですね。ライブによってはタンバリン等の鳴り物を用意して、なんとか楽しめるようにしている公演もあるようですが。(笑)筆者の意見としては、声をあげることもモッシュもダイブもできないんだし、もう大人しく音楽を味わえればそれでいいかなと思います。騒げたらもちろんいいですが、コロナでライブがなくなった今の状況下では、生音を聴けるだけで充分な満足感があります。大好きなアーティストが目の前にいることが確認できて、大きな音で、生の演奏をライブハウスで聴けたら、もうそれで充分です。逆に言うと、今は、それで充分だと思える人だけが行った方が、不満を生むこともないし、いいのかなとも思います。

□4.まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。第二章のとおり、入場までにやらなければいけないことがたくさんある、そんな世の中になってしまいました。でも、検温の体温計でも、アルコール消毒液でも、それらを準備するためのお金ももちろんかかっているはずで、ライブの終演後にライブハウスの消毒をしないといけないという大変な作業も増えているはずなのに、それをやってでも、私たちに音楽を届けようとしてくれる、ライブハウス関係者の方々のことを思うと、頭があがりません。第三章のとおり、ライブの楽しみ方にも制限がかかっていますが、とにかくライブハウスで生の音を聴きたい、聴きたくて仕方がないという方は、ライブハウスのコロナ対策を信じて、行ってみるというのも選択の一つなのかなと思います。あなたの心が死んでしまうなら、私はライブハウスに行って欲しい。

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