就活中に聴くべき厳選10曲【邦ロックのみ】

今まさに就活中、これから就活が始まる予定、そんなあなたにおすすめの曲を紹介したいと思います。また、就活=苦しいものと捉え、それを乗り越えるための音楽を紹介しますので、就活生ではないけど今苦しい状況にあるという方にも読んでいただきたいと思っております。

もくじには、サブスク(サ)にあるかないか、YouTubeにMV(M)があるかないかの〇×をつけておりますので、気になったらまずはそちらをきっかけにしてみてください!

もくじ

□1.はじめに
□2.就活中に聴くべき厳選10曲
①米津玄師      サ〇 M〇

②サンボマスター   サ〇 M×
③ヤバイTシャツ屋さん サ〇 M〇
④Su凸koD凹koi   サ〇 M×
⑤MONGOL800     サ〇 M〇
⑥KAKASHI      サ〇 M〇
⑦KOTORI  サ〇 M〇
⑧amazarashi サ〇 M〇
⑨キュウソネコカミ  サ× M×
⑩星野源  サ〇 M〇
□3.まとめ

□1.はじめに

筆者は大学4年の春に企業の就活をし、公務員試験も受けたので9月頃まで就活が続きました。(面接練習や試験勉強を含めると大学3年から就活は始まっていましたが、採用解禁という意味で春としています。)どちらも内定したので結果的には良かったのですが、企業の就活の面接三昧なしんどさと、同時に公務員の試験勉強も進めなければならないという二重苦があり、就活期間も長く、非常にストレスがありました。

面接会場へ向かうまでの駅構内で星野源の恋が流れてきたときは、彼の声に安心して泣きそうになったのを覚えています。めちゃくちゃ明るい曲でも、泣きそうになるくらい心が繊細になるのが就活だと思います。

音楽に心を支えられた筆者が全力で選んでここに紹介します。どうか、あなたの心も支えてくれますように。

□2.就活中に聴くべき厳選10曲

①NANIMONO/中田ヤスタカ feat.米津玄師
この曲は「何者」という、就活をテーマにした映画の主題歌として、中田ヤスタカが作曲し、米津玄師が作詞と歌を担当してつくられた曲です。映画自体も緊張感のある映画で、空気の張り詰めた集団面接のシーンが印象に残っているのですが、この曲もそんな雰囲気があります。癒しの音楽というよりかは、面接会場の最寄り駅で面接前に最後に聴く精神統一用音楽として聴いていました。「大胆不敵に笑ったって 心臓はまだ震えていて それでもまたあなたに会いたくて 下手くそでも向かえ遠く向こうへ」という歌詞で、震える心臓をなんとか抑えて、下手くそでも全力で自分を伝えるんだと意気込み、イヤホンをはずして面接会場に向かったのをよく覚えています。ルーティンとして面接の前は毎回そうしていましたが、程よく緊張を解き、程よく背筋は伸びたままの気持ちで挑めたように思います。面接前におすすめ。
②できっこないをやらなくちゃ/サンボマスター
王道なのは承知の上でサンボマスターを紹介させてください。生きているあなたは美しいと、いかなるときも叫んでくれるバンドです。自尊心がぐちゃぐちゃにへこんでしまったときは、とにかく彼らの音楽を耳に突っ込んでください。正直、ぜんぶの曲がおすすめだと言ってもいいくらい、応援ソングが多いのですが、あえて一曲取り上げるなら、「できっこないをやらなくちゃ」です。
「やはり自分じゃだめかなんて無駄な言葉だよ 心を少しでも不安にさせちゃだめさ 灯りをともそう」という歌詞があります。前に進むあなたにとって、自分じゃだめなんて無駄な言葉。
でも、こうやって歌詞にすることで、そう思ってしまうこともあるよね、と実は寄り添ってくれています。「自分じゃ駄目」という言葉は、無駄じゃないんだけど、無駄な言葉だから、抱きしめてから、離して、前に進みましょう。あなたはだめじゃありません。
③とりあえず噛む/ヤバイTシャツ屋さん
ヤバTは面白い歌詞のイメージがあるかもしれませんが、苦しいときこそヤバTを聴いてください。心が軽くなります。特におすすめなのが「とりあえず噛む」という曲で、「嫌なこといっぱいあるよね めんどい事はやっぱり多いね うまいこといかんことばっかりでへこむね」という冒頭の歌詞には共感の嵐が起こります。彼らの音楽には厳しさがないというか、全てを受けとめて頷いてくれる安心感があります。「考えすぎるのはやめろって 悩みすぎるのはやめろって 自分にちょっとだけ自信もって 無理はせん程度で 無理はせん程度でいい」という歌詞もあり、地元の友達みたいでなんだか泣きそうになります。不安なとき、苦しいときに地元の友達をいつでも召喚できる曲だと言えるかもしれません。ちなみにサビは「とりあえずガム&ガム&ガム&ガム&ガムを噛んで気晴らし」という歌詞です。さっきまでの良い歌詞はなんだったんだ!と思わず笑顔にしてくれるサビがとっても彼ららしいです。
④満身創痍/Su凸koD凹koi
このバンドはスットコドッコイと読みます(通称すっとこ)。ガールズバンドなのですが、そのへんのバンドよりはエグい歌詞を出してきます。なんでしょうね、うんことかですかね。ぶっとんでて面白いので他の曲も聴いてほしいのですが、満身創痍は真面目な曲です。就活というワードが出てくる部分もあるのですが、筆者が好きな歌詞は以下の部分です。
「ただ普通の幸せ手に入れたいのに どうにも上手くいかないのよ いつになったら抜け出せるのか 見えない道が続いてく」
これは多くの人が共感できるのではないでしょうか。大きなことなんて望んでいなくて、普通の幸せを手に入れたいだけなのに、それが果てしなく難しいんですよね。すっとこは、ボロボロになりながらも前に進んでいく強い女性がよく歌詞に出てきます。私たちも負けていられないという気持ちになります。ちなみに、女性ファンが多いのかと思ってサーキットに行ったら男性率が高かったです。(笑)
⑤Love song/MONGOLE800
この曲は就活中に聴くと就活ソングに聴こえてくる曲です。「声を揃え足並み揃えて 僕の何を決めるのさ 二つに一つの答え合わせで 僕の何が決まるのさ」という歌詞は、面接に落ちたときに聴きたくなります。面接に落ちると自分を否定されたような気持ちになってしまいがちです。面接に行った会社と合わなかっただけか、自分を表現しきれなかっただけなので、自分に対する自信を失くす必要はないのですが、自分は求められていないんだという気持ちになってしまうことがあります。そんな気持ちを否定して、就活なんかで僕の価値は決まらない!と歌ってくれるのがこの曲だと思います。また、「イメージを思い描くの 暗いマイナスなイメージは捨ててさ 瞬間をただ駆け抜けろ 光差す方へ進めばいい」という歌詞も魅力的です。就活に限らず、夢に向かって努力する人の力になってくれる曲だと思います。
⑥ドブネズミ/KAKASHI
正直な歌詞をまっすぐ伝えてくる彼らの音楽のなかでおすすめしたいのがドブネズミ。
「劣等感 敗北感 隣の芝生の青さと 罪悪感 優越感 時間が止まったみたい」「何度も夜を超えてきたけど 超えるたび募る焦燥感」という歌詞が、就活中に上手くいっている周りと比べてしまう劣等感や、内定がなかなかでない焦り感にリンクするように思います。この曲は別に就活の曲ではなくて、音楽活動の中で感じてきたことを歌っているのかなと思いますが、感じることは似ているのかもしれません。バンドも、バンドをしているから生活できるのではなく、音楽関係者に見つけてもらって、ファンがついて初めてお金になるので、売れるまではずっと就活をしている感覚なのかもしれません。就活生が内定をとりはじめる同級生を見て感じる劣等感や焦燥感と、バンドマンが売れていく同期のバンドを見て感じる劣等感や焦燥感は近いのかもしれません。彼らが「何度でももがいてみようと思う」と歌うのなら、自分も頑張ってみようと思わせてくれる曲です。
⑦素晴らしい世界/KOTORI
「最近うまいいかないな そんな日もあるよ 僕なんていつもそうだよ 笑ってくれよ 最高な時はきっと訪れるよ だから今日はビールでも飲んで 忘れようよ」という歌詞から始まる、上手くいかない日々に寄り添ってくれる曲です。「ビールでも飲んで 忘れようよ」という歌詞は既に就職して頑張っているサラリーマンに向けられているような印象を受けますが、就活生にも響く曲だと思います。「僕なんていつもそうだよ 笑ってくれよ」という歌詞は自分を犠牲にして元気づけてくれている印象があります。自分を犠牲にしてまで、他人の上手くいかない日々を応援してくれる音楽がある世界が、この世界です。素晴らしい世界がここにあります。
⑧もう一度/amazarashi
精神がどん底に落ちたときに聴く最強の曲です。
amazarashiは基本的にトーンが暗く、感受性の強い方が聴くと気分が沈む可能性もあると思います。なので、元気なときにはあえて必要ないと思います。ただ、本当にしんどくなったときに、どの音楽よりも心を救ってくれる最強の精神安定剤になります。「駄目な僕が 駄目な魂を 駄目なりに燃やして描く未来が 本当に駄目な訳ないよ」という歌詞があり、筆者はこの歌詞が本当に好きです。普通はあなたは駄目じゃないと歌ってくれる曲を聴いた方が元気になると思います。ただ、どん底に落ちたときに、あなたは駄目じゃないというその言葉が受け入れられなくなる場合もあります。そのときに救いの手を差し伸べてくれる曲です。暗いまま、自分を肯定できないままで、そのまま受けとめてちょっと明るい方向へ引っ張ってくれる、そんなイメージです。励ましの言葉を受けとめられなくなったときはamazarashiに背中を預けてください。
⑨就活就活/キュウソネコカミ
前の曲で少し暗い話をしたので、明るい曲を紹介します。(笑)
これは就活生の叫びの歌です。キュウソネコカミは就活に失敗して就活を諦めた者が集まって結成したバンドですので、就活が上手くいかないときの気持ちを代弁するプロです。サブスクもMVもないので、CDを手に入れないと聴けませんが、とりあえず歌詞検索して歌詞を読んでみてください。心がスッとすると思います。
⑩地獄でなぜ悪い/星野源
冒頭で少し星野源の話を出したので、最後は彼で締めたいと思います。ポップだったり、穏やかな印象があると思いますが、精神はなかなかロックなところがあります。教室の隅で縮こまっていた少年が、ドームツアーをやるところまで自分の殻を破ったわけですが、それには血反吐を吐くような苦しみが伴ったはずです。自分の殻を破るってロックでしかない。おっと、この話をすると長くまってしまうので、曲の話をします。「地獄でなぜ悪い」はこの世は地獄であるという前提があります。死ぬことよりも生きる方がつらい、生きているこの世が地獄。だけど、音楽や物語や、そういうつくりものでカモフラージュして楽しく見せていこうよという内容の歌詞です。病気で生死を彷徨う経験をもつ彼が、生に対してその結論を出したと思うと説得力があります。地獄だけど、それをカモフラージュしてくれる楽しいものがこの世にはたくさんあります。それを生きる意味にして、この曲と一緒に地獄を乗りこなしましょう。

□3.まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。全10曲、いかがでしたでしょうか。就活=苦しいものだと冒頭でお伝えしましたが、就活は自分を見つめ直すきっかけになり、真剣に向き合うほどその経験は糧になります。思ってもいなかった部分を褒められ、自分の気づいていなかった一面を知れたり、就活生同士で仲良くなることもあります。悲観的になりすぎるとあなたの魅力が就職先に充分に伝わらなくなってしまいます。自分に合う曲を見つけ、好きな音楽を味方につけ、前を向いて就活に立ち向かってください。あなたの就活が成功することを祈っています!

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「就活中に聴くべき厳選10曲【邦ロックのみ】」への2件のフィードバック

  1. 選曲、解説の素晴らしさに脱帽!

    私は社会に出てしばらくなりますが、
    ②できっこないをやらなくちゃ/サンボマスター
    は落ち込んでる時も、ノリにノッてる時もそれぞれの距離感で心を抱きしめてくれるから好きです。
    流す涙も汗水も全肯定してくれます^ – ^

    1. ミサポゥさん、コメント第1号です!
      聴き手がどんな状態のときも心に響く曲をつくれるバンドは、いつだって根本的な大切なことを歌っているように思います。就活を含め、いろんな思い出がこの曲には染み込んでいますが、ミサポゥさんがコメントをくれたことで、この嬉しい気持ちもまた追加されました。ありがとう。これからも共に聴き続けましょう!٩(ˊᗜˋ*)و

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