【エグい】climbgrow初配信ライブレポ【セトリ有】

コロナで生のライブに対して厳しい制限がかかるなか、配信ライブをするバンドが増えてきました。本記事では2020年6月27日に配信された、climbgrowの初配信ライブについてレポートしたいと思います。

もくじ

1.はじめに
2.climbgrow配信ライブセトリ
3.climbgrow配信ライブレポ
4.まとめ

□1.はじめに

climbgrowを知らないという方は、彼らの魅力についてまとめた記事を過去に公開しておりますので、そちらを読んでいただけると嬉しいです。今回は、「climbgrowとは」という内容をすっとばして、配信ライブでテンションが爆上がりしたファンの末路をお伝えしたいと思います。既にファンになっている人向けで、“配信ライブを見た方とこの興奮を共有したい” “見たかったけど見れなかった方に少しでも雰囲気を味わってほしい”、そんなことを目的にした記事です。あの最高の配信ライブの雰囲気を味わいたくなったら、いつでもこの記事に戻ってきてください!

□2.climbgrow配信ライブセトリ

公式からサブスクでプレイリストが出ておりますので、セトリは貴重な情報でもないのですが、もくじ代わりにもなるのかなと思いますので、一応セトリを載せておきます。

①THIS IS
②TIGHT ROPE
③LILLY
④PAPER PLANE
⑤MONT BLANC
⑥極彩色の夜へ
⑦未来は俺らの手の中
⑧ラスガノ
⑨閃光
⑩SCARLET
⑪KLAXON
⑫風夜更け
⑬RAIN
⑭ドレスを着て
⑮叫んだ歌
おまけ配信:新グッズ紹介

□3.climbgrow配信ライブレポ

全シーンの感想をつらつらと書きます。長いので、興味のある部分だけ見ていただくと良いかもしれません。(笑)

~ライブ配信開始~

暗闇の中にメンバーの姿がちらちらと見えます。もうすぐ始まるこの雰囲気に、生のライブみたいなワクワクがあります。見る場所はライブハウスではないけれど、決められた時間に態勢を整えて見るということは生のライブと同じです。時間が決まっているからこそのワクワクってありますよね。これもコロナによって気づいたことです。そして鳴る第一音目は全員で鳴らすジャーン!という音に続く泰誠さんの「ライブ始めます」という言葉。この言葉をファン一同、待っておりました!!!

①THIS IS

イントロが始まり、「やれますか」という泰誠さんの煽り。無観客でも煽ってくれるんですかという感動が止まらない。コロナで生のライブに行けなさすぎて、生のライブと同じような言葉をきくと泣きそうになる。「ライブ始めます」も「やれますか」も泣く。もはや赤い照明のライブハウス感にも泣く。そして、チェンさんの加わった新体制の彼らをやっと見れることが何よりも嬉しい。安定に盛り上げてくれるこの曲からスタート。

②TIGHT ROPE

1曲目から途切れず流れるように始まったこの新曲。始まった瞬間から「なんか知らんのきた!!新曲や!!!」と思い聴き耳をたてる。冒頭の方で、泰誠さんがギターをグイっとひねるように弾くところがあって、そこがかっこよすぎて泣いた。そしてサビが来た瞬間、「この曲だったか!」と驚く。インスタやTwitterでのチラ見せでサビだけ知っていたので、ここでやっと分かったが、筆者がサビだけで既にめちゃくちゃ好きになっていた曲だった。この曲、ハモりが気持ちよすぎませんか???あと途中で入る泰誠さんの特徴的なシャウトがたまらん。このシャウトってCDでも入るのかしら。ぜひ入っててほしい。彼ららしいバチバチにかっこいい曲。

~MC~3曲目のイントロ中

泰誠さん「ロックンロール好きですか?どこでもロックンロールなんかできる。できればあんたらと会いてえけど今日はできねえ。だからここでいっぱいロックンロールしようぜ」

泰誠さんの「あんたら」呼びがめちゃくちゃ好きです。あと「あんたらと会いてえけど」のときの話し方が喉を震わすかんじの話し方だったのがかっこよすぎた。もはや目覚ましにしたい。たぶん「私も会いてえです!!」と叫びながら起きる。それはさておき、推しの「会いたい」って強烈に嬉しいですよね。「どこでもロックンロールなんかできる」とか「ここでロックンロールしよう」とかも全部嬉しい。ライブに行けない寂しさの中に射す一筋の光ってかんじですね。推しの前向きな言葉が一番ファンを前向きにさせてくれるように思います。イントロ中に言った短い言葉だったけど、ファン思いな一面が見えて、めちゃくちゃ良いバンドだなと思いました。

③LILLY

イントロが終わるところで叫ぶ「LILLY----!!!」。いやもうこれだよね。これを待ってた。何回聴いてもかっこいいし何回聴いてもテンションのあがる曲。climbgrowのもつかっこよさと色気が濃縮されたかんじの曲です。たぶんclimbgrowを布で包んでぎゅーって絞ったらLILLY出てくる。climbgrow果汁100%みたいな。ちょっと自分が何言ってるか分からなくなってきました。(笑)
そしてこのへんで既に泰誠さんは汗だくです。
無観客でこんなに全力でやってくれるあたり、本物のライブバンドだなと思う
最高です。あと「片付けるのさ 跡形も残さずに夜が明けるまで」という歌詞のあとに「イェア」と泰誠さんが言います。文字にすると伝わりづらいのですが泰誠ボイスで再生されるとこれめっちゃかっこいいです。生のライブだったらみんなで「フゥ~~~!!!」と叫ぶところだなと思いました。生のライブに行きたくなります。

④PAPER PLANE

3曲目から流れるように始まるイントロ。好きな曲が次から次に流れるこの感覚、ライブだな~~~と思って生のライブへの恋しさがかきたてられます。「好きな曲きた!うわ、次も好きな曲!え、これも好き!」みたいな。高まるテンションが止まりません。スローテンポなのでじっくり泰誠さんのかすれ声が堪能できる曲です。ライブ映像の方は泰誠さんのカメラ目線が多いような気がしました。スローテンポだから余裕があるのかもしれないですね。ギターを弾きながら歌いながら目線くれるの色気がやばいです。基本的に同時進行ってエロい。
そして途中で和嗣さんのギターの弦が切れます。でもすぐに立て直して弾ききってくれます。和嗣さんの職人感がすごく好きです。寡黙な職人さんみたいだなと思ってます。曲が終わると泰誠さんの「ありがとう」。ありがとうまでかっこいいのやめてほしい、こっちの心がもちません。

~MC~

泰誠さんの「大ミスり祭りやんwww」という言葉に笑うメンバー。音楽の知識がなさすぎて、何がミスか私には分かりませんが久々だからいろいろあるのかな。(笑)
新グッズのタオル(黒)で汗を拭いている泰誠さんにメンバーからつっこみが入ったので、泰誠さんが「これ?これ買ってください。なんか分からんけど。」と宣伝。なんで分からんねんwwwってかんじですが関西特有の最後に誤魔化しとくやつですね。(笑)
そして「100万でどうすか」と、タオルで大金を得ようとする泰誠さん。もうなんか泰誠さんはロックンロールと煙草と金と犬のイメージです、筆者のなかで。(笑)
この後、無観客だと笑い声がなくてMCがしずらいという話になりますが、「たしかにね」と言って笑うメンバーのなんとあたたかいこと。メンバーが仲良かったら無観客でも楽しくMCできるから大丈夫なんだなと思いました。そしてタオルの話にまた戻りますが、チェンさんが「感染防止でジェットタオル使えないからちょうど良い」と言うと、泰誠さんが「そうなん??」と理解していない様子でしたが、「あ、ウィーーーンのやつね」とすぐに理解します。ジェットタオル=ウィーンのやつだと紐づいたのに、「今ウィーンのやつないからさっきのちっちゃいタオル買ってください」とウィーンを貫く泰誠さんがかわいい。
最後は「どんなに世界が終わってようとも俺は一生バンド、終わろうともバンドやりたいですね。そういう曲、MONT BLANK」と泰誠さんがかっこよくキメて次の曲へ。ウィーンの可愛さと最後の発言のかっこよさとのギャップに笑う。

⑤MONT BLANK

新曲の中で唯一、先行配信されている曲です。泰誠さんがインスタライブでなぜこの曲なのかと問われたとき、「そんなん聴いたら分かるやろ」と言ってあまり語りませんでしたが、始まる前のMCからも、丁寧に歌う姿からも、この曲を大切にしているのがすごく伝わります。なんちゅうええ歌や、、、。比較的落ち着いた曲なので、climbgrowを知らない人に入口としておすすめするのに向いているかもしれません。「笑い飛ばしてやってたのに」とか「生クリームは好きじゃない」という歌詞が泰誠さんのイメージにぴったりだなと思います。とか言って他のメンバーが作詞だったりして。(笑)
筆者にはclimbgrowファンと仲良くなって、一緒にモンブランを食べに行くという夢ができましたので、志を同じくする方がいらっしゃいましたらSNSからお声かけください。(笑)

⑥極彩色の夜へ

「どんだけ遠くたって、俺の声は届くからよく聞いとけ」という泰誠さんの言葉で始まるイントロ。こんなん泣くやろ。
曲の途中で、泰誠さんから「こんな夜を越えようぜ。いけますか。」という煽りが入ります。いけます!越えます!!(うるさい)
climbgrowのエモさがぎゅっと詰まったような曲なので、エモ果汁100%ですね。(うるさい)
あと「こんなところで終わらせるつもりはない」って言うところが最高です。今回の配信ライブではこれを言った後に「終わらせるつもりはねえー!!」「ここから!」「ここから!」「ここから!」「ここからやってみようぜ」と泰誠さんの咆哮が入ります。
climbgrowはもっともっと上へ行くバンド。コロナでいろんな縛りがあっても、バンドが、音楽が終わることはありません。それを感じさせてくれる場面でした。心からついて行きたいバンドです。なんというか、生のライブが解禁されたらこの曲で泣く気がします。この曲でライブのない夜を越えてきたファンのみんなとライブハウスで生で聴いて泣きたい

~MC~ (泰誠さん)

「俺もやりたいライブ、数え切れんくらいとばして、おまけにメジャーデビューも延びて、バンドにとって良くないことばかり起きてます、正直。けど、心配してくれる友達がいたりして、すごく正直助けて貰ったかんじです。どんだけ俺に不幸なことが起きても、ふざけたこと言って、笑かしてくれるんすよそいつは。まあ、そいつと友達で良かったなと今思っただけなんですけど。暗いことばかりじゃないから。ありきたりなこと言ってるけどマジだから。たまには良いことの1つや2つあるから。俺も絶対にバンド諦めません。しがみついてでも、ロックンロールに一発蹴りかますまでは辞めません。まだ届かないけど、手をのばせばそこにあるような気がして。これからです。これからもclimbgrowをよろしくお願いします。」

→下線部めちゃくちゃかっこよくないですか???
climbgrowの魅力はざっくり言うとかっこよさとエモさだと思うのですが、かっこよさの部分はこの下線部の精神からきてるのかなと思いました。climbgrowの骨の部分なのかもしれません。エモさは彼らの繊細な感性と聴き手への愛というか想いからきてるように思います。う~んやっぱり好きだな、このバンド。

⑦未来は俺らの手の中

MCから流れるように始まる7曲目。
好きなバンドが、バンドを絶対諦めないと言ってくれた嬉しさを噛みしめながら聴きます。とりあえず、「極彩色の夜へ→MC→未来は俺らの手の中」の流れがエモすぎる。前半でぶち上げて、中盤でエモパートっていうのが良いですね。バンドが「かっこいい」に特化しすぎると、エモパートってただの休憩みたいになるときがあると思うのですが、climbgrowはかっこよさもエモさもどちらもメインなので、ライブとしてすごく濃い内容になるように思います。話が少し逸れましたが、この曲って歌詞めっちゃ良いですよね。筆者が好きな歌詞は、「言葉は君を傷つけ 言葉は君を守った」と「退け俺らの時代だ」です。優しい歌詞と強気な歌詞です。まさにエモさとかっこよさ。今回の配信ライブでは、この曲の途中で「何回だって歌ってやるよ」と泰誠さんが叫ぶのですが、これもまたかっこいいしエモい。あと、「笑ってくれ」と叫ぶ場面もあり、意外なかんじがしましたが、コロナの状況下だから出た言葉かもしれません。画面の向こうの視聴者に向けて叫んでくれたこの言葉に泰誠さんの願いを感じました。

⑧ラスガノ

曲の始まりで泰誠さんが「ラスガノ」と囁くように曲名を言うのがかっこよすぎました。エモパートは終わりと言わんばかりのぶちかましソングです。この曲には爆発力があるなと思いますが、配信ライブでもこのぶちかまし感がしっかり出ているのがさすがだと思いました。圧倒的なパフォーマンスです。

⑨閃光

きました新曲。配信ライブの中では3曲目の新曲です。豪華ですね。climbgrowは曲の幅が広い印象がありますが、この曲はキャッチーなジャンルに入るような気がします。今までの曲で言うとハイライトの系統。ハイライトはサビの始まり方の強引なかんじがかっこいいのですが、閃光はもっとスムーズ。群青色の記憶みたいななめらかさがありつつハイライトみたいなキャッチーさがあるかんじです。配信ライブを見れなかった方が曲を想像できるように表現してみたつもりなのですが、なかなか難しいですね。解禁を楽しみに待つしかありませんが、みんな好きになる気がします!(笑)生のライブをやると、サビの盛り上がりが凄そうだなと思うので、アルバムが出たら鬼リピしてライブに備えたいと思います。

~MC~

泰誠さん「MCして」
チェンさん「みなさま、お身体にはお変わりなくお過ごしでしょうか」
泰誠さん「固いなお前(笑)」
チェンさん「(無観客だから)MCしにくいっていうの分かるわ(笑)」
泰誠さん「スタッフさんみんな仕事やからな(笑)ガッて撮ってはるわ(笑)」
チェンさん「配信ライブできないバンドもいると思うので、やれることに感謝をしつつ上を目指していきたいと思います。カルチャーもリリースされます。よろしくお願いします。」
泰誠さん「もっといけ」
チェンさん「お願いします!!」
泰誠さん「もっと、いけるいける」
チェンさん「お願いします!!!(キメ顔)」
泰誠さん「なんか、インスタライブの方が張り切ってない?はい、ちょっともう1回」
チェンさん「おねしゃす!(キメ顔)いやもういいって!!!」
泰誠さん「いやもう1回ほしいな~~~」
以下略

チェンさんがいじられまくるMCでした。(笑)

⑩SCARLET

「じゃあロックンロールを1曲。」という泰誠さんの言葉で始まるイントロ。この曲のイントロってなんかすごく開幕感ありますよね。冒頭の一言とイントロの組み合わせが良すぎて、MC明けにぴったりな曲だなと思いました。配信ライブを見れなかった方も、脳内で「じゃあロックンロールを1曲。」と泰誠ボイスで再生して直後にこの曲を流してみてください。雰囲気が味わえると思います。

⑪KLAXON

泰誠さんの叫ぶような歌声が聴けるこの曲。筆者は特に「一切合切 KLAXONを鳴らせない」のところが好きです。あと「醜い鳥は夜空を飛びだった」のところも好きです。あと、最後の「知った事じゃねえよ はやく乗り込めよ」も好きです。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、どれも泰誠ボイスが際立つ部分です。笑

~MC~ (泰誠さん)

「間違いなく(コロナが)一番世界でうざいです今。かたちは違えどこうやって配信ライブにしてくれて、俺達じゃ絶対無理。これは当たり前だと思わないように俺は、いつかコロナが終わったときにあんたらの、今見てくれている人の前でこの思いをぶつける。今はコロナに対して2曲、ぶつけてやりたいと思います。いつか、どんなバンドでも、カッコ良かったら売れる時代になったらいいですよね。俺らはロックンロールのシーンに風ふかしにきました。風夜更け」

⑫風夜更け

泰誠さんがギターを置いてマイクを持ち歩く曲。ギターを弾きながらだとマイクスタンドがあるので動きの自由が少ないですが、マイクだけを持ち歩くならいろんなパフォーマンスができます。歩きながら歌うのも、上を見上げながら歌うのも、ステージの前の方まで出てきて台に足をかけて歌うのも、ぜんぶかっこいいです。泰誠さんは仕草がかっこいいので、動けば動くほどかっこよくなるし、ギターを置いてマイクに専念するのもめちゃくちゃ良いなと思います。しかもここからカメラがそのかっこいい姿を収めるべく、下からのアングルを撮り始めます。いわゆる最前列の客目線の状態です。そこに向かって歌を振り下ろす泰誠さん。配信ライブの画面がどうなっているかというと、めちゃくちゃかっこいいことになってます。極めつけは、「俺達が世界で一番売れるバンドです。よろしくお願いします」と言い放つところ。日本のトップシーンにはすぐに出てくると思うので、世界くらい目指してもらわないと困る。だから、この言葉を聞いたとき、大きくでたなとは思いませんでした。「そうだろうな」っていうかんじ。あと、このときの自信満々の笑みがたまらん。眼光が完全にライオン。野望のある男の目でした完全に。狩られる。こんなことばかり言ってあんまり曲自体の話ができていない気がするので、それは第4章のまとめに持ち越します。ひとまずここは退散。これ以上ここに居たら狩られてしまいます(?)

⑬RAIN

「もっとエグいところ突いていきましょうよ」という泰誠さんの言葉から始まる13曲目。この曲も続けてギターは持たずマイクです。イントロ中に「戦わなきゃだめなんだ」と呟いて、めちゃくちゃ煽る始まり方がやばい。泰誠さんの煽りは配信ライブだとしても会場のボルテージをあげてくれる気がします。あと毛先が汗で濡れているのが色気すごすぎてしんどいです。もう泣いていい???あ、泣く前にもうひとつここに残しておきたいのですが、泰誠さんのピアスの色気すごくない??頭振り下ろすと揺れるんですよ!(当たり前)途中でそれが気になったのか、ピアスに触れる瞬間があるんですけど、その仕草がまた色気すごくて泣いた。結局泣くんかいってかんじですよね、すいません黙ります。と言いつつ、まだ言い残したことがあるんですけど、パフォーマンスが最高にかっこよくて。LILLYがclimbgrow果汁100%って話をしたと思うのですが、この曲の今回のパフォーマンスは泰誠果汁100%でした。歌声も叫ぶ部分が多くて全力中の全力だし、煽りも多いし、仕草もいちいちかっこいいの出してくるんですよ。「もっとやれる?」と煽ってニヤつくのとかやばすぎでしょ。手で片目覆ったりとかね、何してもキマるやん。もはや泰誠さんになってバチクソにモテたい。(何の話)

~MC~ (泰誠さん)

「コロナになる前から書いてた曲がCULTUREに入ってて。どっかで、コロナの前から、あんまり世界というか、人と人との関係とか、付き合いが苦手で、俺。いっぱいいると思うんだけど。そんなときに、どっか誰でもひとりでもいい、好きなやつがいて、大切な人がいて、本当に嫌ってる世界をもう一度大切にしよう、そう思える気がして。綺麗なものだけじゃなくて、汚いものも含めて改めて俺は生まれて良かったというか、そういうのを思った曲、できたんで聴いてください。ドレスを着て。」

→14曲目のイントロが始まるが、まさかの和嗣さんが演奏ミス。
「ちょっと恥ずかしいわ~、こういうのぜんぶ俺に降りかかってくるから!」と言う泰誠さんと笑うメンバーたちが微笑ましい。
気を取り直して再演奏。

⑭ドレスを着て

新曲ですが、Twitterのうたつなぎで泰誠さんが歌っていたので、聴き馴染みのある方も多かったのではないでしょうか。珍しく穏やかな曲です。これまたチェンさんとのハモりが最高です。サビが爽やかで、海で聴きたいかんじの曲なので海辺で開催される夏フェスでやってほしいです。あと、「ここでキスをするだけだろ」という歌詞が甘くて良いですね。クールかと思いきや意外と甘い歌詞を書くところも推せるポイントです。
狩られる。

~MC~ (泰誠さん)

「どんなに腐ってても力貸してくれる人間がいて本当に嬉しいです。コロナ期間、死ぬほど腐りました僕は。元々どうしようもないやつなんですけど、もっとどうしようもなくなったというか、やっぱり、俺にとってライブ、たぶん、普通に命です。こうやって、配信でもなんでも、ライブすることが良いなと思います。すごく、今やってて思います。今日は本当にやれて良かったです。最後、ラスト1曲、魂込めて歌って帰ります。今日はありがとうございました。叫んだ歌。」

⑮叫んだ歌

最後にこの曲とか最高やん!と毎回思う曲です。原点回帰というかんじがします。バンドが大事にしている曲が、ライブの大事な場面で演奏されてファンにとっても大事な曲になっていって、みんなでその曲を育てていくかんじがすごく好きです。climbgrowにとってのそういう曲が、叫んだ歌だと思います。ずっと歌い続けてほしい曲です。筆者が好きな部分は、楽器の音が止んで歌声だけになって、また楽器の音が鳴りだすところです。何回聴いてもグッときます。最高のラスト。

~終演~

泰誠さんが「次はライブハウスで会いましょう」と言ってメンバーと共にはけて終演です。このあっさりした終わり方が生のライブと一緒で嬉しかったです。最後までクール。

~おまけ配信:新グッズ紹介~

メンバーがもう一度出てきて、おまけ配信が始まります。内容はグッズ紹介で、新グッズ発表時のインスタライブと内容はほぼ同じだったので、ハイライトだけ以下にまとめます。

・紹介したTシャツをどうするか迷ったときに、「俺が着ていく」と言って何枚も重ねて持つことになる泰誠さん
→なんか可愛い。

・チェンさんがちょっとスベると端で泰誠さんともっくんが爆笑する
→基本的にコソコソしてる泰誠さんともっくんペアが可愛い。真面目に話してはる脇で茶々いれるの楽しいよね、わかる(笑)

・グッズ紹介してそのグッズを持って出かけてねという流れがあったのに、突然出かける流れをやめたチェンさんに「出かけてほしかったな~」という泰誠さんともっくん
→だから可愛いって!

・タンブラー誰持つ?ってなって泰誠さんが持とうとするけど、「俺好きやからこれ!」と言って持つもっくん
→謎の主張が可愛い

・コースターの裏がコルク製なので死んだ犬の写真を貼るらしい泰誠さん
→コルクの用途www

・ステッカーの紹介をしている間、「眼鏡に貼って」ともっくんに耳打ちする泰誠さん。間で困惑する和嗣さん。「眼鏡に貼って」とチェンさんに伝えるもっくん。「貼らねえよ!もういいから!」というチェンさん。
→総じて可愛い。

・笑うときに後ろを向いたりグッズのTシャツで隠したり、やたらと笑っているのを隠そうとする泰誠さん
→可愛い。あとたぶん脱力タイムズの俳優枠のポジションいける。

・最後しめてと言われてマイクで話しはじめるも真面目になりきれず噴き出す泰誠さん
→可愛い。

□4.まとめ

今回の配信ライブは、メンバーが変わった新体制の演奏がやっと見れて、新曲も4曲フルで聴けて、全15曲を久々にがっつり見れたライブだったなと思います。コロナでライブに行けなくて、ライブハウスの独特の雰囲気も記憶が薄れてきていましたが、ああこんなかんじだったなと思い出させてくれるライブでした。そして、なんといってもclimbgrowのライブはやっぱりめちゃくちゃかっこいい。生音はやっぱり最強だけど、配信ライブも楽器隊の顔がしっかり見れたり、一人をいろんな角度から見れたり、アーカイブがあったり、配信ライブなりの良さもあるということを強く感じました。今回の配信ライブの筆者的ハイライトは「風夜更け」から「RAIN」の流れでした。配信ライブとは思えない最高のアツさでした。無観客でも全力でやってくれる彼らに忠誠心が止まらない。特に「風夜更け」は泰誠さんの気持ちがすごく込められていたように思います。ロックンロールに対して本当にまっすぐ向き合っているんだなと思いました。だから、生半可な気持ちでステージに立つバンドマンを許せないんだろうなと思います。音楽に対して誰よりも真面目だということを知ると、より一層魅力が増します。そんなことを再確認させてくれるライブでした。人想いでロックンロールに真摯なバンド、climbgrow。今後も目が離せません。それではまた、いつか、必ずライブハウスで。
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