【滋賀B-flat支援】climbgrowBAR企画レポ(7月26日)

本記事では、2020年7月26日に開催されたclimbgrowのBAR企画についてまとめます。第一弾は7月4日、11日、19日の3日間でしたが、期間延長で、7月26日、8月2日、15日、22日、29日の5日間が第二弾として決定したため、贅沢ですが2回目、参加させていただきました。

もくじ

1.BAR企画の概要
2.アコースティック編レポ
3.バンド編レポ
4.まとめ

□1.BAR企画の概要

このブログでは、初日である7月4日のレポ記事を過去に掲載しておりますので、まずはそちらを読んでいただけると分かりやすいと思います。この章では、初日とは変更になった部分だけを概要としてまとめます。

BAR企画のコンセプトは滋賀B-flat支援ということで一貫していますが、第一弾から第二弾になったことで変更になったのは、BARタイムの短縮です。第一弾では生演奏後、1時間以上あったのですが、第二弾では30分という決まりができました。コロナの感染拡大の状況を受けての対策です。生演奏を聴いて、その後はドリンクを飲む&物販を購入するための30分が設けられているという流れです。第一弾の長いBARタイムは大切な思い出として胸にぎゅうぎゅうに詰め込んでありますが、第二弾にあの時間はありません。ただ、ポジティブに捉えれば、第二弾の方が一人で参加するには行きやすいと思います。ある意味、普通の着席ライブになったというかんじです。他に変更になったのは、フェイスシールドの着用です。第一弾ではマスク着用でしたが、第二弾からはマスク&フェイスシールドです。フェイスシールドは会場で配布され、使用後は会場に置いて帰ります。視界のクリアさは少し失われますが、モッシュやダイブで荒れ狂うスタンディングライブのときの視界に比べたら全然良いと思います。クリアじゃないけど距離的には抜群に近いし、視野を遮るものもないので、全然良いです。ただ、コロナが落ち着いたら真っ先に取りたいなと思います。(笑) 

変更点は以上2点でした。ちなみに、生演奏は前半がアコースティック、後半がバンドスタイルです。いろんなclimbgrowが味わえるこの企画、控えめに言って最高ですね!

□2.アコースティック編レポ

セトリ~アコースティック編~

1.LILY
2.BANGBANGBANG
3.PAPERPLANE

4.未来は俺の手の中に
5.POODLE

6.ドレスを着て
①LILY
1回目に参加したときは初日でバンド編のみだったので、アコースティックなclimbgrowを見るのは初めてでした。1曲目はアコースティックになるのがあまり想像できないこの曲。アコースティックで聴くとおしゃれなかんじがします。ゆったりと聴いても良い曲って本当に良曲なんだろうなと思います。泰誠さんの歌声をゆったり聴けるってなんて贅沢なんでしょう。色気のある声が染み入って惚れぼれとしてしまいます。幸せ者かよ~~
②BANGBANGBANG
2曲目は新曲。まだCDが出ていない曲なので、バンド編ですらまだあまり聴けていないのに、すっ飛ばしてアコースティック編で聴くのがなんだか不思議なかんじがします。ですが、これがまた本当に良い曲で。SNSでチラ見せされていたバンド編がかっこよくて大好きなのですが、アコースティックにしてもこんなにワクワクする曲なんだなと思って感動しました。かっこよすぎて聴いていると目を細めてしまいます。この感覚わかる方がいたらぜひお友達になりたいのですが、climbgrowを聴いているとかっこよすぎて聴いてる側の目が細くなりませんか???(笑)
~MC~
まずは、やっぱり触れずにはいられないフェイスシールドの話から。(笑)
客席を見て、「異様な光景やな」と言って笑いつつ、感謝を述べる泰誠さん。「それどうなってるん?」「見えるん?」とフェイスシールドに興味深々で、「俺もつけてみようかな…」という言葉に客席から笑いが起こります。泰誠さんにフェイスシールドが似合わないことが想像つきすぎて筆者も思わず笑ってしまいました。しかし、冗談かと思いきや、本人は乗り気で、マネージャーがフェイスシールドをステージに届けると、「みんながつけてくれてるのに、こっちだけつけへんのはなんか違うやん。みんなの気持ちにならんと。俺がいちばん飛沫とぶし。」と言ってフェイスシールドをつけようとします。いかつい見た目してめっちゃええ人や(泣)でも全然フェイスシールドが入った袋が開かず、かなり無理やり引きちぎっていたのが筆者的にツボでした。(笑)そして、フェイスシールドにフィルムが貼られているので、使用する際にはそれをはがすのですが、それも取れない。(笑)マネージャーも頑張るがなかなか取れない。ステージ上で「なにこれ全然とれへんやん!」と言っているのも、そもそもフィルムの存在を知らなかった人がこのタイミングで知ってぺりぺりとはがし始めた音が客席からたくさん聞こえたのも、めちゃくちゃおもしろかったです。みんな使いこなせてない。(笑)筆者は職場で購入したことがあり、業者から「とれにくいのですがセロハンテープをくっつけてとるととれやすいですよ」という説明を受けたことがあるので、セロハンテープでとれる!!!と叫びたくなりました。(笑) なんとかフィルムがはがれ、フェイスシールドの着用に成功した泰誠さんの第一声は「前髪でなんも見えん」でした。(笑)前髪が押さえつけられるから長いと目が隠れるんですよね。あと、マイクをフェイスシールドの中に入れないといけないので、マイクスタンドの可動式の部分をぐにゃりと曲げて下からマイクを入れていました。客席ではフェイスシールドをしながらだとドリンクが飲みにくいので、ストローが配布されましたが、同じ原理です。「みんなストローで飲んでるし俺はマイクこうするわ」と言ってマイクを曲げているのがおもしろかったです。そして頭を左右に振り、わざとフェイスシールドの先をマイクにコツンと当て、「こういういらん音入るようやったら辞めます。とりあえずこれでやるけど、歌いにくかったら辞めます。」と笑い、演奏に入る準備をします。なお、このやりとりの間、チェンさんがずっとはがしたフィルムを顔に張り付けていました。(笑)でも誰一人つっこまない。(笑)気になって仕方がないので、チェンさんをチラチラ見ていましたがずっとにこにこしていて、たまに目が合う気もするし、誰かつっこんで欲しかったまじで(笑)もうなんか4人まとめて可愛かった。かっこいいclimbgrowの可愛い一面やおもしろい一面が知れたMCでした。コロナは憎いけど、この日がうまれたことは喜びだったと言いたいです。
③PAPER PLANE
MCのときにあんなに面白かったフェイスシールドも、演奏が始まると、不思議と気にならなくなります。曲が良すぎて、歌が良すぎて、惹き込まれるからだと思います。集中力がフェイスシールドから引き離されるんでしょうね。とはいえ、表情はやっぱり見えにくいので無い方がいいです。(笑) この曲はアコースティック向きだと思いました。ギターに合わせて足でリズムを取りながら、ゆったりと聴きたい曲です。かっこいい。
~MC~
曲が終わると、すぐにフェイスシールドをはずす泰誠さん。邪魔とか歌いにくいとかが理由だと思っていたのに、泰誠さんから出た言葉は「これつけてると頭が勝手に右に回りそうになる」でした。(笑)おもしろすぎる。(笑)メンバーも言っていましたがハンガーの原理ですね。針金ハンガーを頭にはめると勝手に頭が回るというあれです。ここでその話を出すのセンス良すぎませんか???生演奏あんなにかっこいいのに、MCになるとお笑いを見ているような気分になります。(笑)そして、「似合いそう」という理由でチェンさんにフェイスシールドが手渡されます。装着したチェンさんを見て出てきた発言は「いちご狩りみたい」でした。(笑)
いや、だからセンスwwwもうそれにしか見えません。(笑)

フェイスシールドのくだりが落ち着くと、次は真面目な話に。
実はこの日はキャンセルが半分ほど出ていて、急で対応しきれなかったのか半分が空席でした。その状況を受けて、泰誠さんがした話を要約すると「コロナが原因ではあるけど、イベント等の中止を決めているのは人だし、ここに来るのもあなたの意志だし、キャンセルするのもその人の意志。それが悪いことだとも思わないし、それぞれの意志で決めていくしかないから、仕方のないこと。でも今日来てくれた人の覚悟は嬉しい。来てくれてありがとう。」という内容でした。来ることも来ないことも見方によって正しくなり誤りになるので、何とも言えないけれど、もしキャンセルした方がこの文章を読んでいるのならば、彼らはキャンセルした人を責めていなかったということだけは伝わってほしいなと思います。あなたはあなたの意志に従って行動した、それだけのことです。
④未来は俺らの手の中に
MCがたっぷりすぎて、まだ4曲目なん???というかんじですが、まだ4曲目です。(笑)
この曲のアコースティック版は泰誠さんのインスタでも少しあがっていたので、イメージがつくと思いますが、沁みます。歌詞を噛みしめながら聴きたい曲です。
~MC~
自殺をする芸能人が最近多いという話。筆者の考えですが、人気のある方が自殺すると、その死を美化されていまいがちですが、死を肯定することは、生きている者からすると自分の生を否定することになってしまうので、その思考回路は危ないなと思っていて。泰誠さんは自殺はNOとはっきりと言うタイプだったので良かったです。「飼い犬は病気になっても最期まで頑張ってた。夏になると思い出す。生きれなかったやつの分まで俺は生きる。どんなにつらいことがあっても自殺はしたくない。」というMCが印象的でした。
⑤POODLE
あのMCの後に、アコースティック版で歌われるといつにも増して心に刺さります。MCでは、「ツアー中で死に目に会えなかった」という話もあり、音楽をやっていたせいで最期に会えなかったわけですが、この曲をつくって音楽にすることで気持ちを昇華しているんだろうなと思いました。泰誠さんはその気持ちを背負って音を鳴らしていて、それがこの曲の深みの正体になっているのかもしれません。かっこよくて、哀しくて、でも最後には前向きになれる曲です。アコースティック版、聴けて良かったです。大好きです。
⑥ドレスを着て
曲前のMCでは、コロナでライブが中止になったりしても励ましてくれる友達の話がありました。泰誠さんが「基本は家にいるし、ひねくれた人間やけど、ライブやってるときと友達と遊んでるときだけ楽しい。」と言っていて、本当に音楽が好きで、情に厚い人間なんだなと感じました。「ドレスを着て」は特にその「情」の部分が強く表現されているように思います。大切な人を思い浮かべて聴きたい曲です。

□3.バンド編レポ

セトリ~ライブ編~

1.ラスガノ
2.DOOR
3.MONT BLANC
4.風夜更け
5.RAIN
アンコール:叫んだ歌
①ラスガノ
1曲目からこの曲っていうのがアツいです。アコースティックも最高ですが、こういう激アツ曲をバンド版で聴くとやっぱりこれだなと思います。かっこいい曲を爆音で浴びたい、という欲望がコロナによって一層掻き立てられていて、その欲求不満な状態で聴くラスガノは最高です。満たされなかった部分が満たされていってキャパオーバーして溢れるかんじです。
②DOOR
新曲です。インスタでのチラ見せの時点でハマりまくっている曲なので、ライブで見れて嬉しかったです。この曲、最初から最後まで良いんですよね。サビはめちゃくちゃ好きなのですが、サビ以外も全部好きです。泰誠さんの歌声がじっくりと味わえるような伸ばす部分の多い曲と、勢いのある激しい曲って今まで別々だったと思うのですがこの曲は勢いがありながら伸ばす部分も多いので一度で二度おいしいかんじがします。好き!!!
③MONT BLANC
「こんな世の中だけど、ここに来てくれたあんたらを俺は愛してます。モンブラン。」という泰誠さんの言葉から始まった3曲目。「愛してます」がパワーワードすぎてやばい。サラッと、だけど心をこめて言ってくれているかんじがして、ファン思いだなと思いました。そしてモンブランはやっぱり名曲。心地が良い曲です。そして、心地が良いからこそアコースティック向きかと思いきや、爆音になっても聴きやすいので、これはバンド版の方が映える気がします。かっこよくて優しい曲です。
④風夜更け~⑤RAIN
この2曲は流れが良すぎるのでまとめさせてください。この2曲になると、泰誠さんの眼光が鋭くなり、煽りが増え、空気が張り詰め、彼から目が離せなくなります。「バンドやライブハウスが責められても、俺は負けるつもりはない」と言い放ったのが印象的でした。彼にとってこの2曲は戦いなのかもしれません。普段なら、今のロックシーンとの闘いや自分との葛藤を指すような気がしますが、今回はコロナもまた彼の敵として標的に含まれていたように思います。闘う彼を応援したいと思うのはもちろんですが、自分もまた闘っていかなければならないなと背筋が伸びます。
アンコール:叫んだ歌
アンコールはおなじみのこの曲。叫んだ歌がくるとその場がしっかりと締まるというか、こんなに締めに合う曲ってなかなか無いのではないかと思います。これを10代で生み出したかと思うと凄すぎてため息が出ます。コロナで少ない人数の中、アンコールまでしてくれて本当にありがたい。明日から始まる日常を頑張ろうと思わせてくれるライブでした。

□4.まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。ライブのレポは1曲ずつ書いておりますが、今までのレポとの重複を避けようとした結果、文字数が少なくなっています。今回の記事で注目していただきたい部分はMCです。フェイスシールドのくだりや死生観の話はこのご時世だからこそ出たような気がするので、覚え書きとして書きました。BAR企画はMCが多いので、メンバーの面白い一面や可愛い一面を知ることができるように思います。かっこよさに惚れて踏み入れたclimbgrow沼、そこにはくだらないことで笑い合う可愛い青年たちが居ました。魅力的な要素が多すぎて渋滞しています。これからも、めちゃくちゃ推していきたいと思います!!!

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