筆者が最近ドハマりしているバンド、ボイガルことTHE BOYS&GIRLS。どんなバンド?どの曲がおすすめ?ライブってどんなかんじ?勢いに任せて語り尽くします!近ごろ日常がなんだかパッとしないなって人に出会ってほしい。
もくじ
1.はじめに
2.THE BOYS&GIRLSの概要
3.ボイガルの厳選5曲
4.ボイガルのライブがやばい
5.まとめ
□1.はじめに
筆者はただのファンなので、気軽に読んでいただけますと幸いです。ボイガルには、2022年10月9日に開催された“YOUR CANVAS TOUR 2022”の釧路公演にジュウ目当てで参加し、ドハマりしました。
つまり、まだハマってから2ヶ月も経っていない。のに、東京から大阪公演にも札幌公演にも行ってしまいました。まさにドハマりです。
ボイガルの話をできる友達があまりいない、でもこの感情を誰かにぶつけたい。この音楽はもっと知られていい。もっとライブの動員数も増えていい。今のボイガルを見てほしい。これらの感情が爆発しそうなので、この文章で爆発させます。
すでに出会っている人も、これから出会う人も、お付き合いください。一回読んだらボイガル沼から帰しません。心してどうぞ。
□2.THE BOYS&GIRLSの概要
まずはバンドの概要をご紹介します。
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THE BOYS&GIRLSは、北海道出身・札幌在住のロックバンド。2011年3月に結成し、2015年4月に1stフルアルバム『バックグラウンドミュージック』をリリースしてメジャーデビュー。
ビクターとのメジャー契約終了後、2017年よりTHE BONSAI RECORDSに所属。
当時のメンバーはVo.ワタナベシンゴ、Gt.ケントボーイズ、Ba.ソトムラカイト、Dr.カネコトモヤの4人組でしたが、2019年3月に3人が脱退。
以降は正式メンバーをVo.ワタナベシンゴのみとし、サポートを迎えて活動中。
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はい、これだけで情報量多いですよね。10年前から活動してるんだ!とか、メジャーデビューしてたんだ!とか、3人一気に脱退?!とか。まるでジェットコースターのようなバンドの歴史です。
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この概要を受けて、筆者がグッときているポイントをお伝えします。
①バンド歴10年以上でメジャーデビューも経験
実力も経験もしっかり積み重ねてきているので、若いバンドがたくさん出てるサーキットとかに出ると、頭ひとつ抜きん出ます。絶対良いライブをしてくれるという安心感がすごい。気になる人は見に行って欲しいです。まじでかっこいいから。
②ワタナベシンゴのみの状態で活動が3年以上続いている
メンバー脱退後は、サポートを迎えて活動を続けています。いつものサポートメンバーというかんじで、ほぼ固定になってきていますが、ライブによって楽器隊のメンバーが変わります。個人的には「今日は誰だろう?」というのも楽しみの一つ。
ライブ中のメンバー紹介では、名前と所属バンドが紹介されるのですが、いろんなバンドから集結しているのが、アベンジャーズみたいです。いつか固定メンバーを迎えるときが来るのかもしれませんが、今は今として、いろんな人に支えられながら成立しているかっこよさを見てほしいです。
固定メンバーがいないことによる苦悩もあるだろうなと思うのですが、その泥臭さも含めてかっこいい。メンバー1人になっても続けてくれているからこそ、今も初期の頃の曲がライブで聴けます。
□3.ボイガルの厳選5曲
ボイガルの概要を簡単にご紹介しましたが、曲として刺さらないと、ハマれないですよね。ということで、あとはあなたの耳で確かめてほしいです。
ボイガルの魅力がぎゅっと詰まった5曲を厳選しましたので、ぜひ参考にしてください。
活動歴の長いバンドなので、いろんな時期から選出して、時系列で追えるようにご紹介していきます。
①せーので歌うバラード
2015年、メジャーデビューしたアルバム『バックグラウンドミュージック』の1曲目に収録されている曲です。
YouTubeに公式で音源がアップされていますが、歌詞が載っていないので、歌詞を見ながら聴きたい方はサブスクで聴くのがおすすめです。
ロックに馴染みのない方でも聴きやすい間口の広さがあり、老若男女に刺さると思える曲です。
王道的なかっこよさがあるので、とりあえず一回、心の鎧を脱いでみて、まっさらな気持ちで聴いてみてほしいです。逆張りするのがもったいないくらい、良い音楽です。
どこまでも飛んでいけそうな、突き抜けた歌声と、アツくてあたたかいコーラス、拳を突き上げたくなるドラム、が特に好き。
歌詞に“札幌”と入っているのも素敵です。ボイガルの音楽には、北海道の澄んだ空気を思わせる心地よさがあります。北の寒い土地で、アツい音楽を鳴らしているボイガルのかっこよさに、早く気づいてほしい。
②階段に座って
2017年にリリースされた2ndアルバム『拝啓、エンドレス様』の3曲目に収録されている曲で、サブスクで視聴可能です。メンバー4人組だった頃の曲ですね。
「あなたがやってるロックバンドが優しかったから」という歌詞が印象的です。ロックって、かっこいいとか激しいとかアツいとか、そういうイメージが先行しがちですが、そういうものの中で優しさが光っていると、たまらないですよね。
この曲は、ロックバンドに心を支えられている、ロックバンドの優しさに涙したことのある、そんなあなたに突き刺さるはずです。
ストレートに歌詞を読めば、作詞作曲のワタナベシンゴが、好きなバンドを思い浮べながら書いたんだろうな、というかんじがするのですが、筆者は聴いているとボイガルが思い浮かびます。きっと、どの時代でも、優しいロックバンドが一番かっこいいんじゃないかな。
③ロックンロール
2020年にリリースされた3rdアルバム『大切にしたいこと』の6曲目に収録されている曲で、サブスクで視聴可能です。
「あのとき俺のためだけに歌ってくれたような気がしたよ こんな情けない俺のことを歌ってくれたような気がしたよ」という歌詞には、ロック好きとしてかなり共感してしまいます。音楽を聴いていて、なんでこんなにも自分の気持ちを分かってくれるんだろう、と思うような瞬間ってありますよね。
さらにグッとくるのは、後半で出てくる「今では俺自身のために歌っているような気がするよ そんな俺じゃなきゃ誰のことも歌えるわけないような気がするよ」という歌詞。
「俺自身のため」と歌いながらも、かつて“俺のことを歌ってくれたような気がした”あのロックンロールみたいに、俺も誰かのことを歌えたら、という切実な想いが感じられます。“そんな俺じゃなきゃ”という誠実さにも胸をうたれます。こういうロックンロールを信じたいです。
④その羅針盤
2021年にリリースされたシングル『town to town』の1曲目に収録されている曲で、サブスクがあるほか、MVもあります。バンドの雰囲気も知れるので、この曲はぜひMVを視聴してください。
まず、イントロのギターからめちゃくちゃかっこいい。筆者は音楽を歌と歌詞メインで聴きがちなのですが、この曲はギター・ベース・ドラムの全てが好きです。メロディが良すぎる。サビまでの高まり方と、サビのぶちかまし感がたまらなくて、何回でも繰り返し聴いてしまいます。
歌詞も「擦りむいてレッツゴー 暗闇にこそ光射す」など、ボイガルらしさ100%。傷だらけになりながら走り続ける泥臭さや、暗闇を見た上で光の方へ向かおうとする力強さが、この一行だけでもぎゅっと詰まっています。
曲の最後が「灯せヘイホー、あの場所へレッツゴー 俺たちの羅針盤(コンパス)で 俺はこのコンバースで」という歌詞で締めくくられるのもポイント。
その足でどこか明るい場所へ連れて行ってくれそうなかんじが良い。こんなのついて行きたくなるじゃないですか!!!!!弟子にしてくれ
⑤最初で最後のアデュー
2022年にリリースされた4thアルバム『ユアキャンバス』の1曲目に収録されている曲で、サブスクで視聴可能です。
最初から最後まで騒ぎっぱなしの陽気な曲で、ライブでやられると頭のネジが飛んでしまいます。共演者を巻き込むことも多々あり。最高オブ最高。
アデューというのは“さようなら”を意味する別れの挨拶なのですが、それを明るくぶっ放しているのがボイガルらしいなと思います。
逆境を明るく真剣に越えようと奮闘する姿勢は、まさに少年漫画の主人公のようで、本当にかっこいい。
少年といえば、つい先日、最新曲「ボーイ」が配信リリースされたのですが、これまた最高で。大好き、たまらん。はよみんな聴け。あと弟子にしてくれ。
□4.ボイガルのライブがやばい
曲を聴いて刺さったら、ライブを見てほしいです。というか、もはや曲を聴いたことがないままライブに行っても良いぐらい。
筆者は対バン目当てで、たまたまボイガルを見てハマりました。つい先月、ボイガルの曲を知らない状態でライブを見て、いきなりドハマりした人間がここにいます。これはリアルな声としてかなり説得力があると思うんですよね。
気になってきたでしょ?ええ、気にしてください。ボイガルのライブはやばいんです。
ボイガルのライブの良いところを今から発表していくので、ご清聴ください。
①圧倒的ボーカル力
曲を聴いた時点で分かってもらえるとは思うのですが、歌が最強すぎる。ワタナベシンゴの歌声を生で聴いてほしい。
筆者が特に好きなのは、サンキューマイレディオという曲の「マイレディオ~」っていう入りの部分です。歌、キタァ~~~!!!ってなる。
②歌詞が心まで届く
曲を知らないままライブに行くと、歌詞を聴き取れないことが多いと思うのですが、ボイガルはとても歌詞が聴き取りやすいです。
知らない曲でも、ライブで聴いて、メッセージ性に心を打たれる、ということが多々あります。だからボイガルのライブに行くと、毎回お気に入りの曲が増えていく。初めて見る人も置いていかないところが好きです。
③アツくて楽しい
これはもう体感してもらうしかないのですが、とにかく熱量がすごい。汗だくで身体ぜんぶ使って、思いっきりやってくれます。
フロアに強い眼差しを向けたかと思えば、天真爛漫に笑ってみせたり、ワタナベシンゴ本人が楽しんでいるのが伝わるのも最高。自分の抱えている嫌なことやモヤモヤを吹き飛ばしてくれます。
拳を突き上げるもよし、踊るもよし、じっと受け取るのもよし。ボイガルのライブは、どんな見方をしたって楽しい。
④一話完結型のライブ
ボイガルのライブでは、その日の物語を大切にしているのが伝わってきます。
ライブをする土地や会場への思い、その日の天気、イベント主催者への思い、対バン相手に向ける気持ち、ライブ前に話しかけてくれたお客さんのこと。
言葉にもするし、歌にも乗るし、どのライブに行っても鮮やかな物語を見せてくれます。ライブに行った一日が、行った人にとっての、その人だけの物語になる、そんなライブです。
⑤フロアの雰囲気が良い
2022年10月~11月にかけて筆者が行ったボイガルのライブでは、モッシュやダイブはなく、老若男女がそれぞれ好きな楽しみ方をしていて、とっても素敵なフロアでした。
今のボイガルのライブであれば、ライブハウスに行ったことのない人も安心して行きやすいかなと思います。
コロナが落ち着けばモッシュもダイブも戻りそうですが、筆者がライブ会場でお話ししたファンの方々は、みなさんとても親切でした。
激しいフロアに戻ったとしても、そこにはきっと思いやりがあるでしょう。それもまた楽しみだな。お客さんが素敵です。
(追記)
2023年5月現在、コロナ禍過渡期でマスクの着用義務がなくなり、フロアに自由が戻り始めました。ボイガルのフロアの状況としては、人と人の距離はグッと縮まりましたが、危機を感じるほどの圧迫感はなく、ダイブも起こったとして1回のライブで3人ぐらいです。
後方ではゆったり見ているお客さんたちもたくさんいるので、楽しみ方の合う場所で見ると良いかもしれません。
お客さんというより、シンゴさんがフロアにダイブしてくるかも(笑)対バン相手によって客層が変わるので一概には言えませんが、アツいのに怖くないという、筆者的には一番好きなタイプのフロアです。
あとワタナベシンゴ、フロア捌きが上手すぎる。誰も傷つけずに、楽しくぶち上がれるよう上手く誘導できるフロントマンなので、信じてついていきましょう。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。もう本当に、ボイガルが好きすぎて、困ってます。好きすぎて困ってます(2回目)。すべての曲が良すぎる。ライブも良すぎる。
筆者の“大好き”がほんの一部でも、読んでくださった方に伝わって、聴いてみようかなとか、ライブに行ってみようかなとか、私も好きだよ!とか、わかるわかる!とか、なにかプラスな感情を与えられたなら、とても嬉しいです。大喜びするので、ぜひ筆者にも伝えてください。
それから、あさって、11月25日はとうとうツアーファイナルが東京のLIQUID ROOMで開催されます。これ筆者の誕生日の翌日なんですよ…!27歳の初ライブがこれって幸せすぎる。ツアーファイナルでワンマンなので、絶対良いものが見られると思うし、気になった方がいればぜひ行ってみてほしいなと思います。
札幌のバンドなので、東京に来てワンマンをしてくれるってのはかなり関東勢からするとありがたい話。チケットもまだ残っているようなので、まじでオススメしておきますね。
あとは、「下北沢にて」も楽しみですね!筆者はファンの方々とお話しするのが好きなタイプなので、同じ会場にいるよっていうときがあれば、良かったらお声かけください。ボイガルの話でもしましょう^^
では、アデュー!!!またどこかの会場で。
フォローや感想などお待ちしております◎フォロバします~!
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