【climbgrow】12月ライブレポ東京・静岡編【w.o.d./kobore】

本記事では、2020年12月21日に開催の「O-Crest 17th Anniversary~Rock&Roll 2man show」という、climbgrowとw.o.d.のツーマン(@TUTAYA O-Crest)と、12月22日開催の「LANDMARK vol.5」という、climbgrowとkoboreのツーマン(@静岡UMBER)のライブレポをまとめます。

もくじ

1.東京公演レポ
①w.o.d.
②climbgrow

2.静岡公演レポ
①kobore
②climbgrow

3.まとめ

□1.東京公演レポ

①w.o.d.

セトリ

1.Mayday
2.PYRAMIDS
3.マリー
4.lala
5.サニー
6.sodalite
7.スコール
8.楽園
9.Fullface
10.1994

セトリはSNSで拾った情報なので、信憑性はありません。筆者は聴いても曲名が分からないレベルの知識なので、記憶との照合でも信憑性が担保できません。間違いがありましたら教えて下さい!
以前からフォロワーさんのおすすめで聴いてはいましたが、ライブをみるのはこの日が初めてでした。climbgrowとは、2020年8月19日の「GLICO LIVE NEXT」で対バンをしているので、そこで聴いていたclimbgrowファンも多かったかもしれません。ただ、この時は配信ライブでした。生ではじめて聴いた感想としては、音源や配信ライブでの印象とは全く違いました。アツく叫ぶタイプのボーカルでもなさそうだし、ぶち上がるというよりかは、音楽を心地よく聴くかんじのバンドなのかなと思っていましたが、生で見るとアツかったです。MCは少なめで、煽りもありませんが、音で湧き上がらされるかんじがしました。心臓に音が響いて、だんだん奥の方から湧き上がってくるタイプの興奮。日常で心地よく聴くのもいいけど、ライブで爆音で聴くと、より音のかっこよさが映える音楽だなと思いました。歌詞がない部分、楽器の音だけが鳴る部分もずっと気持ちが良いし、純粋に音がかっこいいなと思いました。

②climbgrow

セトリ

1.DOOR
2.THIS IS
3.LILY
4.TIGHT ROPE
5.閃光
6.ラスガノ
7.窓
8.BANG BANG BANG
9.RAIN
アンコール
10.未来は俺らの手の中
climbgrowのライブにはたくさん行っていますが東京でのライブをみるのは意外と初めてでした。筆者は愛知県在住なので、東海~関西のライブに行くことが多いです。今回は珍しく東京まで勢いで行ったのですが、行って良かったと思えるライブでした。いつも全身全霊でぶちかましてくれるclimbgrowですが、勢いが今まで見てきたライブの1.5倍増しでした。東京という場所がそうさせるのかもしれません。日本の中心地なので、ここで盛り上げられるかが腕試しになっているというか、挑んでいるかんじがしました。戦うときに強くなるのが彼ららしいですね。東京公演に行ったことがない方は行った方がいいです。彼らの地元である滋賀でのアットホームなライブも良いですが、逆に遠く離れた東京でのライブは括目すべきです。個人的な話ですが、筆者は来春から東京へ転居することが決まっており、滋賀から遠くなるのが嫌だったのですが、このライブを見て、東京最高だなと思いました。この土地でのライブがたくさん見れるようになると思うと、自分の未来も悪くないなと思いました。
climbgrowファン用にボーカルのMCメモ書きを残しておきます。

・「東京に来るのも遠いし、どんなライブにしよかなって期待して来てる。だからなんやねんってかんじやけど(笑)、好きです東京。」
→ファンとしても、遠征で行くライブはお金も時間もかかるし、それ相応の価値のあるライブを求めたくなりますが、演者側もそうなんだなと思いました。いつでも最高のクオリティで、というのがプロの条件だと思うし、それを前提にやっているのは承知の上ですが、やっぱり人間だし、気持ちの入り方というのはいろいろな環境で左右されると思います。こうやってライブは生きているものだから、良いんですよね。遠征していろんな環境で見る価値、あり。(こうしてお金がなくなってゆくオタク)

・「いろいろあるけど、楽しいこと考えた方が良い。みんな笑ってたらええやん。」
→ステージでは常に自分と戦っていて、顔を歪めて苦しそうに歌うくせに、みんなには笑ってたらいい、と言うところが自己犠牲的なかんじがしてしまいます。今回のライブでも言っていたような気がしますが、「未来は俺らの手の中」という曲のときには「笑ってくれ」と呼びかけることがたまにあります。自分はさておき、周りには笑ってて欲しいと思う、そういう思考回路をもった人なのかなと筆者は思います。

□2.静岡公演レポ

①kobore

セトリ

1.ティーンエイジグラフィティー
2.FULLTEN
3.スーパーソニック
4.HAPPY SONG
5.ヨルヲムカエニ
6.夜に捕まえて
7.幸せ
8.テレキャスター
9.君にとって
10.爆音の鳴る場所で
11.ヨルノカタスミ
12.HEBEREKE

セトリはSNSで拾った情報なので、信憑性はありません。筆者は聴いても曲名が分からないレベルの知識なので、記憶との照合でも信憑性が担保できません。間違いがありましたら教えて下さい!
koboreは曲も知らないまま、この日に初めてライブを見たのですが、素直に良いバンドだなと思いました。曲と曲の間にはさまれるボーカルの言葉があたたかくて、人の苦しみや喜びに対する共感性の高い人だなと思いました。筆者としては、「君にとって」という曲が一番グッときて、「どうしようもないくらいに1人になりたい時はありますか?」「どうしようもないくらいに誰にも会いたくないときはありますか?」「どうしようもないくらいに耳を塞ぎたいときはありますか?」という歌詞が、(わかるわ…)と思って一気に惹きつけられました。歌詞の聞き取りやすい歌い方なので、初見でもスッと入ってくる感覚がありました。歌詞検索して驚いたのですが、この曲めちゃくちゃ歌詞が短いんですね。もっと濃い印象だったので、ライブでの魅せ方が上手いんだなと思いました。あと、印象的だったのが、笑顔を見せる瞬間が多くて、本当に幸せそうに音を鳴らすバンドだなと思いました。筆者はclimbgrowばかり見ていて、彼らは基本的にしかめっ面(ベースのチェンさんは笑顔)なので、koboreのハッピーオーラは逆に衝撃的でした。音楽って本来はこうだったなっていうか、楽しいものだよなと思い出した感覚がありました。

②climbgrow

セトリ

1.DOOR
2.THIS IS
3.LILY
4.TIGHT ROPE
5.閃光
6.ラスガノ
7.MOTHER
8.窓
9.BANG BANG BANG
10.RAIN
アンコール
11.風夜更け
セトリは東京公演とほぼ同じで、CULTUREというアルバムが発売されてから、このかたちでだいたい固定なのかなと思います。DOOR~ラスガノでぶち上げて、MOTHERと窓でしっとり、BANG BANG BANGでIQを下げて、RAINと風夜更けでぶっ刺すセトリです。対バンのときの冒頭ぶち上げ部分が大好きです。対バンであることによって、climbgrowをあまり知らない人、ここで初めて出会う人もいるわけで、そこにこの怒涛のロックンロール六連弾がぶち込まれるかと思うと、最高にゾクゾクします。あと、MOTHERはやっぱりめちゃくちゃ良い。内容はしっとりだけど曲はしっかりロックで、冒頭六連弾でゴリゴリのがなり声だった歌声が、この曲で、切ない咆哮のような掠れ声に聴こえ方が変わります。そこがたまらなく好きです。そのまま続く窓もたまりません。そして、BANG BANG BANGからはハンドマイクパートになるのですが、この曲がまじで好き。馬鹿になれるバンドマンって最高ですよね。アンコールは、風夜更け。何回聴いても、刺さります。
climbgrowファン用にボーカルのMCメモ書きを残しておきます。

・「ハンバーグ食べてきたんすけど、なんでか喉枯れたんですよね、ハンバーグ食べたら(笑)
聴きに来てくれてるのに、喉枯れてて申し訳ないなとかも思うんすよね。今まではそんな思わんかったけど。元から枯れてるしバレへんかなとか(笑)、思うし。でも、ステージあがったら、全部出すしかないんで、それしかできないんで、全力でやります。」
→ファン3人中3人ともいつもとの違いが分からなかったと言っていて、筆者自身も違和感はなかったので、枯れてるのたぶんバレないです。(笑)いろんな機材を通して観客には聴こえてくるので、本人の感じ方とはまた違うのだろうと思います。ハンバーグに喉を枯らす要素が見当たりませんが別のライブの出待ちで友達が聞いたら、タバスコをかけたと言っていました。(笑)

・「今年見納めのひと~?」という観客への問いかけに対して、あまり挙がらない手。「ほんまに?」と疑問をにじませつつ、「じゃあみんな今年また来てくれるってことですよねえ?」と圧をかける。「今日初めて俺らのこと見た人~?」と観客へ問いかけると、いくつか挙がる手。納得したように、「おるな、うん。」と頷き、初見の人たちに対して、(さっき見納めで手あんま挙げてなかったし)「今年また来てくれるん?」と問いかけると、climbgrowファンが勢いよく反応。「いや、俺らのTシャツ着てるやん!」とつっこみ、「嘘つき!静岡は嘘つきがいる町なんですかぁ~?」といじわるに煽る。しかしそれもつかの間、優しい表情になり、climbgrowファンを指さして「まあ、いつも来てくれてありがとうな。」と不意打ち。「また来たいと思わせるライブを、します。」と言って曲へ。
→観客につっこんだり、嘘つきがいる町とかいじわるを言ってみたり、かと思ったらありがとうって言ってきたり、なんだがいつもと違うというかはっちゃけているかんじがすごくしました。クールな泰誠さんがころころ表情を変えるのが珍しくて、テンションがあがっていたのかなと嬉しくなりました。東京公演とはまた違う顔が見れた気がします。

□3.まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。日曜夜の夜行バスに乗り、月曜は東京公演、その日のうちに夜行バスで名古屋に戻って朝から出勤、仕事終わりに新幹線で静岡へ行き、火曜は静岡公演、というかなり無茶な遠征をしました。火曜の仕事を休めればそのまま滞在できたのですが、社会人は時に制限がかかります。でも、ライブに行くことを誰にも知らせず、何食わぬ顔をして職場にいる時間もそれなりに好きです。実は昨日ライブに行ってて今日もこれから遠征なんだぜ、って心の中で思ってるみたいな(笑)遠征っていいですよね。それはさておき、本記事では、w.o.d.climbgrowkobore、3つのバンドが登場しました。気になったバンドがいたら、ぜひ聴いてみてください。新たな音楽と出会えることが対バンの良さ。そしてその出会いをおすそわけするのがこの文章です。

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